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必要がある」、「IMOがISOの規格をreferすればすっきりする」等の意見が述べられたが、結局、IMOとのcooperationと重複作業の回避ということは当然のことであるとして、resolution 138が採択された。AG会議は、本件についてSCに対するguidelinesを作成することになった。

 

6.4 ISO/TC 8/SC 4 Outfitting and deck macinery(8 N 879 Annex 4)
ジェノアの第22回AG会議で採択されたRecommendation 92を受けて、IS0/TC 67/SC 7/WG5で決定された“Anchoring systems for MODU”のdocument(ISO/TR 13819−4)に対するコメントを作成する代表を早急に指名し、同時に、そのdocument等を入手することを決定した。
また、NWIとして“launching appliances for davitlaunched life boats”が登録された。(WI 15516)
SC4はノルウェーに対して、IMO requirementsに合致する“guidelines for safe ocean towing”問題をNWI prposalにとりあげ、WGのコンビナーを引き受けることを検討するよう要請した。
更に、JWG(ISO/TC8−ISO/TC22)で制定されたISO 9367−1(1989)及びISO 9367−2(1994)(Lashing and securing arrangememts on road vehicles for sea transportation on RO/RO ships general requirements)は不具合箇所が指摘されており、CEN/TC300と共同で(プロジェクトリーダーは、CEN/TC 300)、ウィーン協定に基づき改正することとした。
SC4へのハンガリーの参加問題は、SC内で討議されたが見送りとなった。

 

6.5 ISO/TC 8/SC 5 Ships bridege layout(8 N 879 annex 5)
1996−6−26/27コペンハーゲンで開かれた第1回の会合で、ISO/WD 14612が企画された。SC5はIMOが設定した期限前に、規格を作成したいと考えている。IEC/TC 80との重複作業は回速する。規格では、abridge for one person operationを記述しているが、一人以上の人間がいてもよいと規定している。
IEC/TC 80では、通常のpracticeになっている「ISO−9000の認証を受けた品質システムを要求する規格条項を設けるか否か」の問題については、議題13.5で分離して討議することとなった。

 

6.6 ISO/TC 8/SC 6 Navigation(8 N 879 annex 6)
飯島議長の代行として出席された庄司東京商船大学名誉教授から、SC6で取りまとめられたオートパイロット、音響測深器及び電子磁気コンパスの規格がIMO/NAVに審議資料として採用されたこと、NWI proposalとして磁気コンパスなど5件が予定されており、SC6の作業は順調に進んでいるとの報告がなされた。

 

IHO(The international hydrographic organization)から提案がされたNWIPのNavigational chartの件については、ECDIS(An electronic chart and display system)の発達した今日の状況から、SC6としてはWIからdeleteしたいという報告に対して、本件はIMOの特別な要請に基づくものであり、事情をよく調査したうえで検討することになり、resolution139が採択された。(’97書のAG会議の前までに再検討の結果を報告することとされた。)

 

 

 

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